犬の落ち着きがなく困っている

  • 散歩の見直し←これ一択です。

人のほうが犬に対しての態度を改めると犬はすごく変わります。例えば、穏やかな老夫婦が飼っている犬は、とても穏やかだったり、散歩でも、人に合わせて歩いたりしていますよね。焦って、犬を、何とかしようと思わないこと。大丈夫です。ひとつひとつ、自分の行動を変えていけばいいだけです。

散歩の見直し

犬は運動させなくてはならないという妄想

ドックトレーナーさんや、犬のしつけマニュアルなどでは、常識として、言われていますが、それは違います。自転車で、犬がつかれるまで、走らせなさいということを言っている方もいます。実際、わたしが購入した、犬のしつけマニュアルではそう言っていました。わたしは、疑うことなく、幼いれんを自転車で連れまわしたのです。結果、れんは、自転車恐怖症になり、自転車を見るだけで、うなり、狂ったように吠えるようになってしまったのです。そう、自転車に対するトラウマです。走らせた後は、ストレスいっぱいで、目は充血し、興奮状態でした。本当にかわいそうなことをしました。

犬は、飼い主と、歩調を合わせて歩くのが幸せなのです。全力疾走したいわけでも、強制的に走らせたいわけでもありません。ゆっくり、ゆっくり、犬との時間を楽しみましょう。そして、30分ぐらい歩いたら、「そろそろ帰る?」など、提案をしてみてください。なかなか、帰りたがらなかった犬が、「ああ、そうだね、そうしよう」と言うかのように、Uターンして帰路についてくれたり。散歩は、犬とコミュニケーションをとることができる大事な時間なのです。

リードはひっぱらない

犬がひいひい言いながら、ぐいぐい引っ張って困っているなら、飼い主さん自身が、リードで、犬をコントロールしようとしている可能性があります。例えば、草むらに行くと、体が汚れるから行ってほしくない、石を食べそうになって困るなどの理由で、リードを強く引き戻したりといったことはないですか?わたしは、公園で、他の犬によく合うのですが、そういう光景をよく見ます。リードは犬をコントロールするものではありません。

『リードは犬の安全を守るもの』そう覚えておくといいと思います。リードの選び方は、とても重要で、伸縮リードや、細い短いリードでは、犬の安全を守ることはできません。わたしが使っているのは、2cm幅、5mの長さのリードです。それを、手繰り寄せたり、伸ばしたりして、使っています。危険な場所や拾い食いの心配があるような場所では、安全が守れる程度の短く持ちます。その場合でも、リードは、たるませます。常に、リードをたるませて、犬の首に負担がかからないようこころがけましょう。いざというときは、しっかり、固定。犬の安全を守る。絶対に引っ張り上げることはしないようにしましょう。

においかぎを十分させる

人でも、あれもだめ、これもだめと言われたらイライラしますよね。犬のにおいかぎは、とても重要なのです。散歩をする一番の目的で楽しみといっていいでしょう。それを禁止して、楽しみを奪ってはいけません・・・。犬にとって、においかぎは、景色をながめるのと同じようなことなんです。散歩では、犬にとってこれが一番の楽しみだと、理解してあげて、納得がいくまで、かがせてあげてほしいです。

おやつは不要

おやつがなければ、いうことをきかなくなります。むしろ、おやつなしのほうが、しっかり、アイコンタクトもできて、犬が、飼い主の提案を受け入れてくれやすくなります。世には、おやつを使ったしつけ方法が山ほどあります。うちのれんは、子犬のときから本気噛みしてくる子だったので、ドッグトレーナーさんを呼んでしつけをしてもらいましたが、その先生は、おやつでしつけをする方でした。ですが、先生でも、れんに、ハーネスをつけることができませんでした。

何を言いたいかというと、おやつでしか、言うことをきかない犬にしないでほしいのです。おやつでのしつけを今している飼い主さんは、苦しいかもしれませんが、おやつをやめて、都度、こうしようか、今日は、やめようか、どうしようか?と犬に提案してみてほしいのです。

きっと、飼い主さんとコミュニケーションを取ろうと、犬は、まっすぐに、飼い主さんを見るようになるでしょう。

犬とその家族のみなさんが、毎日穏やかに暮らせること、犬が、生きにくい人間社会で少しでも暮らしやすく工夫してお互いハッピーな生活を送れますように。そして、犬を飼ってよかったと思える日がきますように。

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